
今日の言選り(ことえり)で使用しているタロットデッキの紹介です。
今週は
「THE TAROT BANKSY 」です。
イギリス出身の正体不明のアーティスト
バンクシーのタロットです。
アートやデザインが好きには
テンション爆上がりなタロットかなと思いますが
クセがスゴいです。
スートは
ソード→スプレー缶(SPRAY CANS)
ワンド→ ブラシ(BRUSHES)
カップ→ バケツ(BUCKETS)
ペンタクル→ ステンシル(STENCILS)

コートカードは
ペイジ→シスター(SISTER)
ナイト→ブラザー(BROTHER)
クイーン→ママ(MAMA)
キング→パパ(PAPA)
となっています。
オリジナルカードはないですが
教皇と審判のカードがデザイン違いで2枚ずつ付いています。
一応、ウェイト・スミス版(ライダー版)に沿っていますが
バンクシー自体メッセージ性の強い作品が多いので、、、、
どうリーディングするかは
いつも以上にタロティスト次第というところでしょうか。

私は大学時代に国際政治のゼミにおりまして
難民・貧困問題、環境問題
などを勉強していました。
そのため、バンクシーのメッセージに
かなり引っ張られるリーディングになっています。
バンクシーのアートに対しては
公共の場所への“落書き”は犯罪ということで
賛否あるかと思います。
私も犯罪行為を肯定する気はありません。
しかし、バンクシーは素敵なメッセンジャーだと感じています。
なぜなら
社会問題に対して、アート、ユーモアというカタチで答えているからです。
私自身、環境保全活動家や人権活動家の主張に賛同できる点も多いです。
しかし、時として彼らの正しさや正義を強硬に主張する姿は
「光が強ければ影もまた濃い」というゲーテの言葉もありますが
「光の呪い」、「光の攻撃」だと感じるのです。
それに対して、バンクシーのアートというカタチで
多くの人に訴えたり、考えることを促す姿勢って
なんとも“粋”だなぁと思うのです。
リーディングもこうありたいなーと思う今日この頃です。
ちなみに
今回のデッキは1stエディションで、現在2ndエディションが発売になっていて
バッキングのデザインやエッジの色が変わっています。
(カードの中身は変わってなさそうです)
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